お名前:野間 淳之先生(2012卒) |
所属施設:日本赤十字社和歌山医療センター |
この度は第28回京都臨床外科セミナーで発表の機会を頂きありがとうございました。
昨年は聴衆として参加させて頂き、今年は発表をさせて頂きました。
コロナ禍で会場とWEBでのハイブリッド開催で、現場も厳重な感染対策の中での開催となりました。
自身の編集ビデオでの発表は今回が初めてでしたが・・・
準備段階や発表本番で、もっとうまく出来たと反省する点が多々ございました。
発表後には発表者の中の順位や、手術手技に関する6項目の採点表が郵送で送られてきます。
今回の発表を通して、自身の現段階での立ち位置や成長に必要なポイントを具体的に認識することが出来ました。
今後の外科医人生を考えた時には、早い段階で(本会演者として参加する)経験をしておく価値があると感じます。
まだ数回の参加経験ですが、本会で演者が頭ごなしに否定されることはありませんし・・・
手技に「迷い」や「停滞」を感じておられる先生は、勇気を出して本会に参加してみることをお勧めします。
本会で頂いた、経験豊富な先生方からのご意見の中に視野の広さを感じました。
昨年の本会で、坂井前教授が・・・
「まずは踏襲を自分のやり方はその後で」と仰っていたことが心に残っています。
今回も「左手の動かし方」や「視野展開」といった技術的なご意見の他にも・・・
「技術認定提出時のコメントに記載しておけば問題ない」など、技術認定受験を見据えたご意見をいただきました。
また「見せ場が欲しい」といった編集ビデオを作成する際のコツなど、様々な視点からのご意見を頂きました。
先生方が培われた経験を完全に真似することはできませんが・・・
意見や視点を取り入れ、エキスパートの胸をお借りすることで自身の成長につなげたいと思います。
今回の経験を自身の手術に反映させること、チームで議論し共有することで所属施設に還元することが出来ればと思います。
最後になりましたが、日頃よりご指導頂いています伊東大輔先生、また京大関連病院の先生方、このような機会を頂きありがとうございました。今後もご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。