2026 JDDW 第30回肝臓学大会 市民公開講座

2026 JDDW 第30回肝臓学大会 市民公開講座

質疑応答

皆さまから事前にお寄せいただいた質問を整理し、 講座で取り上げた内容を中心に掲載します。

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回答は順次公開しています。

医学的な正確性と公開範囲を確認したうえで、 準備が整った項目から掲載します。

Q01 肝臓の働きと発がん原因 公開準備中

QUESTION

まず、肝臓にはどのような働きがあり、肝臓がんはどのような仕組みで発生するのでしょうか。B型・C型肝炎、飲酒、脂肪肝・生活習慣、遺伝や体質などの危険因子と、お酒を飲まない人にも発症する理由、肝臓がん特有のリスクをまとめて教えてください。

ANSWER

回答内容は現在編集中です。準備が整い次第掲載します。

Q02 脂肪肝・飲酒・食生活の改善 回答掲載中

QUESTION

脂肪肝を改善し、肝臓がんを予防するために、食事・運動・体重管理・喫煙・飲酒で実践すべきことを教えてください。休肝日の目安や飲酒量の考え方、禁酒・禁煙が難しい場合に優先すべき対策、良かれと思って続けていても肝臓に負担となる習慣があれば併せてお願いします。

ANSWER

脂肪肝を改善し、肝臓への負担を減らすためには、
飲酒量だけでなく、飲酒する頻度にも気をつけることが大切です。
飲酒量の一つの目安としては、アルコール量で1日20g程度が挙げられます。
毎日飲酒するのではなく、平日は飲まず休日だけにする、
あるいは1日おきに休むなど、肝臓を休ませる日をつくることも一つの方法です。

また、体重や血圧などの生活習慣にも注意が必要です。
「体に良い」と考えて使用しているサプリメントや健康食品についても、
肝機能の数値に異常がみられた場合には、
使用しているものを医師に伝えてください。
サプリメントそのものがすべて悪いということではありませんが、
診療の参考になる場合があります。

最近では、糖尿病治療などに用いられる薬剤が、
脂肪肝があり線維化が進んでいる患者さんに使用される場合もあります。
ただし、こうした薬剤は医師が適応を慎重に判断し、
定期的に診察しながら使用することが重要です。
「痩せる」ことだけを目的に自己判断で使用せず、
医師に相談してください。

Q03 症状・検査・早期発見 公開準備中

QUESTION

肝臓がんは、どのような症状が出ると疑うべきでしょうか。足がつるなど日常的な症状との関係も含め、症状が出る前に見つけるための血液検査やエコーなどの画像検査、検査頻度、一般のがん検診との違い、特に定期検査が必要な人を教えてください。

ANSWER

回答内容は現在編集中です。準備が整い次第掲載します。

Q04 肝炎治療後の発がん・再発 回答掲載中

QUESTION

C型肝炎ウイルス排除後や、B型慢性肝炎を核酸アナログで治療中でも、肝臓がんのリスクはゼロにならないのでしょうか。肝硬変や線維化の程度による違い、治療後または再発なく10~15年以上経過した場合の発がん・再発リスクと、経過観察を続ける期間・頻度を教えてください。

ANSWER

C型肝炎ウイルスを排除できた後や、
B型慢性肝炎の治療中であっても、
肝臓がんのリスクが完全になくなるわけではありません。

B型肝炎やC型肝炎によって、すでに肝臓に線維化などの変化が生じている場合、
その肝臓の状態自体が肝臓がん発生の背景となります。
そのため、「治療後何年経過すれば検査を終了してよい」と
一律に決めることは難しいと考えられます。

C型肝炎については、現在では治療によってウイルスを排除できるようになっていますが、
その後も肝臓の専門医による経過観察を長期的に続けることが大切です。

一般に治療後5年以内は再発が多く、その後は少なくなる傾向がありますが、
C型肝炎の治療から10年後に肝臓がんが見つかるケースもあります。
長期間再発がない場合でも、
主治医と相談しながら経過観察を続けてください。

Q05 進行・再発と治療の選び方 回答掲載中

QUESTION

肝臓がんが急速に進行することがあるのはなぜですか。がんの大きさ・個数・位置と残っている肝機能によって、手術、肝動脈治療、薬物療法、放射線治療、複合治療をどのように選びますか。4cmを超えて手術が難しい場合や再発後に選べる治療、その効果・予後、原発性肝がんと転移性肝がんの治療の違いも教えてください。

ANSWER

肝臓がんの進行速度には、
がんそのものの性質や、
がんの周囲に存在する免疫細胞など、
さまざまな要因が関係すると考えられています。

CTなどの画像検査や腫瘍マーカーから、
ある程度その性質を推測できる場合もありますが、
進行速度を事前に正確に予測することは難しく、
今後の課題の一つです。

また現在は、手術、局所治療、カテーテル治療、薬物療法、
放射線治療、肝移植など、
肝臓がんに対するさまざまな治療法があります。

どの治療を選び、どのような順番で組み合わせるかは複雑になっているため、
複数の診療科の医師がそれぞれの立場から検討し、
患者さんの状態に応じた治療方針を考えていくことが重要です。

Q06 手術・ロボット手術・肝移植 回答掲載中

QUESTION

早期の肝臓がんに対する腹腔鏡手術やロボット手術など、最新手術の特徴と一般的な入院期間、肝移植の適応を教えてください。また、生体肝移植後の管理は10年前と比べてどのように変わり、ドナーの体質や遺伝的特徴がレシピエントの経過に影響することはありますか。

ANSWER

肝臓の手術後の入院期間は、
手術の方法や切除する範囲、患者さんの状態によって異なります。
一般的な肝切除では3週間から1か月程度が一つの目安ですが、
腹腔鏡手術やロボット手術などの低侵襲手術では、
1週間程度で退院できる患者さんも増えています。

一方、大きな手術を行う場合などは、
入院期間が長くなることがあります。

肝移植では、順調に経過すれば1か月程度で退院できる患者さんもいますが、
免疫抑制剤の調整や感染症などによって、
3か月程度の入院が必要になる場合もあります。

肝移植後の管理では、免疫抑制剤などの薬剤も進歩しています。
また、生体肝移植のドナーについては、
血液検査や画像検査などを行い、
必要に応じて肝臓の組織を調べる検査も含めて、
ドナーとして適切かどうかを慎重に判断します。

Q07 B型肝炎の新薬 公開準備中

QUESTION

B型慢性肝炎の核酸アナログは、なぜ長期服用が必要なのでしょうか。ベムリディを服用してもHBs抗原が下がりにくい場合、どのように評価しますか。C型肝炎のような治癒を目指すベピロビルセンなどRNAを標的とする薬や遺伝子編集治療はどこまで進み、肝硬変・肝臓がん予防、承認・保険適用について現時点で何が分かっていますか。

ANSWER

回答内容は現在編集中です。準備が整い次第掲載します。

Q08 放射線治療と治療連携 回答掲載中

QUESTION

肝臓がんの放射線治療は、どのような患者さんが対象で、どの程度の効果と副作用がありますか。複数回の手術後に再発した場合、肺転移を伴う場合、癒着や腫瘍の位置により再手術・ラジオ波が難しい場合にも選択肢になりますか。腎機能が低下している場合の薬物療法との選び分け・組み合わせ、診療体制も教えてください。

ANSWER

肝臓がんに対する放射線治療は、
手術が難しい場合などに治療の選択肢となります。

ただし、手術によって安全にがんを切除できる可能性がある場合には、
放射線治療だけでなく、
手術を含めた治療方法について十分に検討することが重要です。

放射線治療の効果は、腫瘍の大きさなどによって異なります。
小さな腫瘍では高い局所制御が期待できますが、
腫瘍が大きくなるにつれて治療効果が低下する場合があります。
腫瘍の大きさや位置などによっては、
重粒子線治療などを検討する場合もあります。

副作用については、
ピンポイントで照射できる場合には大きな症状がみられないこともあります。
一方、胃や腸などの消化管に近い場所へ照射する場合には、
安全性を優先して照射回数や線量を調整します。

また、複数回の手術後に再発し、
癒着や腫瘍の位置などによって再手術やラジオ波治療が難しい場合にも、
放射線治療が選択肢となることがあります。

薬物療法との組み合わせも行われています。
例えば免疫療法を行っている中で、
一部の病変だけが残った場合や進行した場合に放射線治療を追加し、
その後の状態によっては手術など別の治療につなげる場合もあります。