外科治療の向上と優秀な 外科医 を育成する
一般社団法人京都大学外科交流センター
11:00~18:00(月〜金)

良い手術 は『予習・復習・ノートで整理』 ~技術認定を目指す~

 

お名前: 花田圭太先生(2009年卒)

所属施設: 京都医療センター

この度、第24回臨床外科セミナーで発表の機会を与えていただき誠にありがとうございました。
私は2017年4月に消化管外科大学院に進学しましたが、大学院進学前の技術認定審査への提出症例を発表させて頂きました。
そして、第1位と御評価頂き心より御礼申し上げます。
これもひとえに山口先生、松末先生をはじめ京都医療センターで御指導下さった先生方のおかげと大変感謝申し上げます。

手術動画 を見て予習と復習&指導医へ 確認作業

交流センターより努力された点や伝えたい言葉をとの御依頼があり、まだまだ若手と自負している身で恐縮ですが報告させて頂きます。
腹腔鏡手術は何度も手術動画を見て予習や復習ができる点が良い点だとは思います。
私も終わった後できるだけ記憶が新しいうちに手術動画を見直し、術中難渋した場面を自分で確認した後、指導医に改善点を相談するという確認作業を行ってきました。

覚えたことはノートに記載

覚えたことは、後で思い出しながら一つ一つの操作のポイントやどういう意図で行っているかなど細かな点まで文章と絵を交えてノートに書き残します。
文字と絵にして書くことにより頭の整理にもなりますし、見直した時にすぐに手術操作のポイントや注意点が思い出されます。
次に同じ手術に臨む前には、手術動画とともにノートを確認し、同じミスをしないように(思っていてもそうなってしまうことはありますが・・・)努力してきました。
確認作業、予習・復習の繰り返しにより少しずつ手術操作が改善されてきたように感じます。

時間が空いた時は「積極的」に手術室

また、手術動画の予習復習は大事ですが、手術室での手術見学も大事にしていました。
手術室では手術動画では分からない声掛けのもと術野展開が行われたり、指導医の先生の同年代の先生へのアドバイスが自分自身にも非常に役立つものだったりするからです。
時間が空いた時は積極的に手術室に出入りするようにしていました。

今後も一つ一つの経験症例を大事に修練していきたいと思います。現在は大学院生ですので、まずは研究を頑張っていきたいと思います。
京都大学外科交流センター会員の皆様には今後とも御指導御鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。