施設住所 |
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〒:〒604-8845京都市中京区壬生東高田町1-2 |
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連絡先 |
📞:075-311-5311 |
施設公式ホームページ |
LINK:施設公式ホームページ |
京都市立病院 の紹介動画です。(2024年10月時点)
京都市立病院 は、「市民のいのちと健康を守り、患者中心の最適な医療を提供し、地域と一体となって健康長寿のまちづくりに貢献すること」を理念とし、多くの緊急手術に対応するとともに、3D内視鏡システム、Xiダビンチロボット支援手術、高精度放射線治療(IMRT)などの最新設備でがん診療の拡充に取り組んでいます。
さらに、災害拠点病院・がん診療連携拠点病院・地域周産期母子医療センターの指定を受けるなど、京都市における重要な拠点病院となっています。
京都大学外科の関連施設でもある京都市立病院は、現在、外科スタッフは、部長3名、副部長1名、医長5名、医員2名、専攻医2名の合計13名の常勤医師と、小児外科非常勤医師1名)からなります。
消化管疾患(食道・胃・大腸の腫瘍など)や、肝胆膵脾疾患(肝、胆道、膵の腫瘍、胆石症や脾臓疾患)などに手術を行います。
外傷、鼠径・大腿ヘルニア、痔疾、下肢深部静脈血栓症などの診療を行います。急性腹症(虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、絞扼性イレウス、腸間膜動静脈血流障害など)の診療を積極的に行っています。
入院病床割当数は46床で、2019年度の入院総数は1,429、その平均在院日数は10.1日でした。
手術、抗癌治療、癌の終末期緩和ケアの入院等を受け入れています。
2010年度から2019年度まで10年間の手術件数の推移を棒グラフに示します。
2019年度の手術件数は1,000件で、235件が緊急手術でした(23.5%)。
代表的な疾患の手術件数は、以下の表とおりです。
2019年度の主な手術症例 | 総数 | 鏡視下 |
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胃癌・食道癌 | 55 | (51) |
大腸癌(結腸癌+直腸癌) | 126 | (98) |
肝胆膵癌 | 26 | (4) |
胆石症 | 104 | (99) |
ヘルニア(小児を含む) | 174 | (94) |
急性虫垂炎 | 103 | (101) |
2019年度の腹腔鏡手術割合は、胃癌ではロボット支援手術を含めて92.5%、そのほか直腸癌で84.1%、結腸癌74.4%、虫垂炎98.1%、成人鼠径ヘルニア53.3%、小児鼠径ヘルニア56.4%でした。
肝胆膵高難度手術では、ナビゲーションを用いた根治手術を行っています。
上部消化管、下部消化管、肝胆膵の各エキスパートが高度な外科治療を提供します。
2013年7月からロボット支援手術を開始し、2020年4月にダビンチXiに更新しました。
当科では胃癌・直腸癌に、従来の腹腔鏡下手術よりも高精度・低侵襲なロボット支援手術を提供しています。
低侵襲手術と麻酔科による腹直筋神経ブロック、NSAIDSの定期投与を組み合わせ、「痛くない癌根治手術」を実践します。
食道癌では、神経モニター、縦隔鏡、胸腔鏡を組み合わせ、反回神経麻痺の軽減と食道がん手術の根治性向上の両立を図ります。
肝胆膵専門のエキスパートが、画像解析ソフトを駆使して精緻な術前シミュレーション画像を作成し、安全性と根治性のバランスが取れた術式を提供します。
豊富な緊急手術の執刀機会とともに、ダビンチXi、3D内視鏡システム、VINCENT画像解析システムを駆使して癌の外科教育にも取り組んでいます。
専攻医が執刀する癌の手術でも3D内視鏡システムを使用します。さらにダビンチ手術の助手を通じて「正しい層を視覚化」するコンセプトを修得してもらいます。
3つの内視鏡手術コース、すなわちベーシック(ヘルニア、胆摘)、アドバンス(胃切除、結腸切除)、エキスパート(食道、直腸)を通じて、技量に合わせた内視鏡手術の修練を行います。
内視鏡技術認定医合格者を多数指導した経験から、胃・大腸領域の技術認定に合格するためのポイントを適切に指導します。
VINCENT画像解析システムに精通した肝胆膵外科エキスパートが、医員・専攻医に血管構築のコツを指導します。
自分が作成した術前シミュレーション画像で消化管・肝胆膵の悪性手術を執刀してもらいます。
この経験を通じて、安全性と根治性のベストバランスの習得を目指します。
消化器内科、放射線治療科、放射線診断科、病理診断科、緩和ケア科との合同カンファレンスを通じて、診療科横断的な診療知識を習得してもらいます。