外科治療の向上と優秀な 外科医 を育成する
一般社団法人京都大学外科交流センター
11:00~18:00(月〜金)

京都小児外科セミナー 2019年 夏

開催日時
2019年07月28日(日)10:30-13:00
開催場所
京都大学医学部附属病院 第2臨床研究棟8階「セミナー室」
参加人
20名
当日プログラム
PDFプログラム
詳細

京都小児外科セミナー 2019年 夏 の開催報告をいたします。

京都小児外科セミナーは、小児外科に関する「困難症例」で、診断や治療に苦慮した症例等について、若手も含めた関連施設の小児外科が検討することにより、その場で治療法が提案されるなど、小児外科領域での知識・手技の向上を目指しております。

京都小児外科セミナー 2019年 夏 開催概要

今回の京都小児外科セミナー 2019年 夏の開催日時は、以下のとおりです。

  • 日時:2019年7月28日 10:30-14:00
  • 場所:京都大学医学部附属病院
  •    第2臨床研究棟8階 「セミナー室」
  • 詳細:プログラム

京都小児外科セミナー 当日プログラム

京都小児外科セミナー 2019年 夏の当日のプログラムスケジュールは、以下の通りです。

10:30~12:00 症例検討会

  • *日齢21:
  •  胆道閉鎖症 III-a1-ν 膵胆管合流異常症合併例
  • *日齢0:
  •  21trysomy 1280g  C型食道閉鎖症 腹部食道バンディング術後の根治術
  • *兵庫県立こども病院における鎖肛症例のまとめ
  •  肛門再建における肛門管の有用性
  • *4才6ヶ月女児
  •  肝外門脈閉塞症
  • *15才
  •  中腸軸捻転
  • *3歳
  •  反復性腸重積

12:00~12:50 特別講演

抄録

ヒルシュスプルング病(HSCR)は、胎生期に腸管神経系を構築する腸管神経前駆細胞の移動、増殖、分化が損なわれることで発症する。

これまでHSCRの原因遺伝子としてRet受容体型チロシンキナーゼをはじめとした15遺伝子が報告されているが、70%以上の患者は、孤発性で、その発症メカニズムは未だ謎が多い。

金沢医科大学小児外科学講座では、マウスを使った腸管神経発生の研究を、HSCRの病態の解明につなげることができないか、その可能性を探っている。

本セミナーでは、マウス腸管の発生期における遺伝子発現の変化を調べることで明らかにした、「胎生期に腸管上を移動する神経前駆細胞が行っている細胞運動調節のメカニズム」の話を中心に、現在金沢医科大の小児外科で行っている研究について紹介する。

当日の様子

京都大学 小児外科 セミナー 2019年夏

京都大学 小児外科 セミナー 2019年夏

次回の京都大学 小児外科 セミナー 開催について

  • 2019年11月10日(日)
  • 会場:未定

京都大学 小児外科 セミナー