京都 肝胆膵 外科 カンファレンスを開催いたしました。
平素は京都大学外科交流センターへのご支援に心よりお礼申し上げます。
さて肝胆膵 外科領域は、高い技術や豊富な知識が要求される外科領域であります。
この度、肝胆膵外科領域での「知識」・「手技」向上を目的とした「第8回 京都 肝胆膵 外科 カンファレンス」を2019年10月19日に開催されました。
京都肝胆膵外科カンファレンス について
2019年10月19日(土)に、
京都タワー9F 「飛雲の間」にて開催された、第8回京都肝胆膵外科カンファレンス(以下、本研究会)は、大変多くの先生方にお集まりいただき、改めて本領域研究の関心の高さを実感いたしました。
今回は、特別講演に名古屋大学 江畑 智希先生をお招きし、非常に活気あるお話をいただきました。
開催目的
肝胆膵外科領域は高度な技術・経験・知識が要求される専門性の高い外科領域であります。
私たちは日常の多忙な診療の中でいろんな困難なことに遭遇しますが、本研究会では肝胆膵外科のあるべき姿を求めて真摯な学術的な議論を交わしたいと考えております。
当日の内容
今回のプログラムの特徴といたしましては【肝・胆道】、【膵臓】、【肝移植】の3領域に分けて、一般講演・ビデオセッションの2つのプログラムで進行いたしました。
一般演題では、臨床・基礎を問わず演題を募集し、ビデオセッションでは「私の手術」として、中堅以上の外科医による手術手技を供覧いたしました。
京都肝胆膵外科カンファレンス 終了のお知らせ
これまで多くの先生方にご支援ご指導いただきました、京都肝胆膵外科カンファレンスでございますが、セミナー統合に伴い「第8回京都肝胆膵外科カンファレン」を持ちまして最終回となりました。
今後は、京都大学肝胆膵外科セミナーに加わり、引き続き肝胆膵外科領域での「知識」・「手技」向上を目指したいと思います。
謝辞
これまで「京都肝胆膵外科カンファレン」を開催するに当たり、ご支援ご指導いただきました先生方、また開催にあたりご尽力いただきました日本製薬株式会社様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
第8回京都肝胆膵外科カンファレンス プログラム
開会挨拶
指定講演:14:00~14:30
- 座長:浜松労災病院 消化器外科 寺谷直樹先生
- 座長:京都大学肝胆膵・移植外科 田浦康二朗先生
- 「高難度血行再建を要する肝移植手術手技~Budd-Chiari 症候群における 肝静脈/下大静脈再建と、血栓性門脈完全閉塞例における門脈再建~」
- 京都大学肝胆膵・移植外科 秦 浩一郎先生
Session 1 一般演題:14:30~15:15
- (肝/胆道)
- ・「市中病院における腹腔鏡下肝切除術導入の取り組み」
- 市立長浜病院 奥村晋也先生
- (膵臓)
- ・「肝動脈再建を併施した膵がん RO 切除の2例」
- 神鋼記念病院 光岡英世先生
- (移植)
- ・「肝移植後 de novo 発癌の頻度・治療とその予後 ~当院 1900 例の後方視的解析から~」
- 京都大学肝胆膵・移植外科 田嶋哲也先生
Session2 ビデオ演題:15:20~16:50
- 座長:天理よろづ相談所病院 消化器外科 待本貴文先生
- 座長:小倉記念病院 藤川貴久先生
- (肝/胆道)
- 1.「グリソン内胆管切離先行を用いた肝門部領域胆管癌手術」
- 吉川 潤一先生
- 2.「小網原発巨大 Solitary fibrous tumor の切除 15 年後に局所再発を来し再切除した1例」
- 大阪赤十字病院 塚崎翔太先生
- (膵臓)
- 1.「当院における腹腔鏡下尾側膵切除術 -定型化にむけて- 」
- 京都大学肝胆膵・移植外科 長井和之先生
- 2.「膵がんに対する腹腔鏡下膵体尾部切除」
- 滋賀県立総合病院 山本道宏先生
- 3.「当院における DP‐CAR の手術手技と成績について」
- 大津赤十字病院 中山雄介先生
- 4.「膵癌に対する Treitz 靭帯アプローチを用いた腹腔鏡下膵体尾部切除術」
- 倉敷中央病院 橋田和樹先生
特別講演:17:00 ~18:00
- 座長:京都大学肝胆膵・移植外科 教授 上本伸二先生
- 「肝門部胆管癌の治療成績向上を目指して」
- 名古屋大学大学院腫瘍外科学准教授 江畑智希先生
閉会挨拶
京都肝胆膵外科 カンファレンス開催日時
- 日 時:令和元年10月 19日(土)14:00~
- 会 場:京都タワーホテル