令和8年4月4日(土)、第39回 京都臨床外科セミナーを開催いたしました。
本セミナーでは、腹腔鏡下手術およびロボット支援下手術をテーマに、若手外科医による発表が行われ、胃癌・大腸癌手術を中心とした実践的な内容について活発な意見交換がなされました。
プログラムは、腹腔鏡下S状結腸切除術、腹腔鏡下右半結腸切除術、ロボット支援右半結腸切除術、ロボット支援下幽門側胃切除、腹腔鏡下高位前方切除などで構成されていました。
当日は “131名(うちWEB参加51名)” の皆様にご参加いただき、会場参加・WEB参加ともに多くの先生方にご参加いただく盛会となりました。

| 氏名 | 卒年 | 所属 | 演題名(術式) |
| 有宗 敬祐 | R05 | 京都医療センター | 腹腔鏡下S状結腸切除術 |
| 守山 雅晃 | H31 | 姫路医療センター | 若手外科医が経験する胃癌と大腸癌ロボット支援下手術両方の修練 |
| 安岡 秀介 | R04 | 大阪府済生会野江病院 | 腹腔鏡下右半結腸切除術 |
| 影山 悠 | R04 | 京都市立病院 | ロボット支援右半結腸切除術 |
| 寺脇 平真 | H30 | 日本赤十字社和歌山医療センター | ロボット支援下幽門側胃切除 |
| 小山 達也 | R02 | 神戸市立医療センター中央市民病院 | 腹腔鏡下高位前方切除 |
当日は発表ごとに活発な討議が行われ、若手外科医の経験と工夫を共有する有意義な機会となりました。
ご参加いただきました皆様、ご登壇いただいた先生方、ならびに開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
今後とも京都大学外科交流センターの活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


臨床外科セミナーは研修医2年目に、指導医の先生に連れてきてもらってから、自分でもいつか発表できるようになりたいと一つの目標にしていました。
その時には当院から出席された先輩が1位で表彰されていましたが、発表させてもらったのみならず、思いがけず過分な評価までいただき大変ありがたく存じます。
当院ではロボット支援手術の割合が年々増加しており、幸いなことに指導医の森先生のもとで専攻医の段階から積極的にロボット支援手術に取り組む環境があります。定型化された手術手技があるからこそ、若手外科医の間でもテクニックや考え方を共有しながら挑戦できている面があると感じています。
編集により見栄えを良くした結果という面がかなりあるのですが、よい点を具体的に評価していただき、現在のやり方で間違っていないと一つ自信をつけることができました。また、改善したい点に関しても複数の側面からアドバイスを賜ることができました。これは個人の感想ですが、名だたる先生方から、私の手技をどうにか良くしてやろうという温かみある雰囲気を感じ、なんてありがたいことだろうと胸がいっぱいになりました。
自身の発表のみならず、会全体として勉強になることばかりでした。何よりもこのような機会を通して、発表のためにさらに自施設の手技を深く勉強したり、他のアプローチについても文献やビデオを見たり理解が一層深まりました。当院の後輩たちにも受け継いで行きたいと思います。
ここで満足することなく、臨床に活かしてこそと考えますので、いっそう精進して参ります。
この度は大変貴重な機会をありがとうございました。外科交流センター所属の先生方並びに当院下部消化管外科の森先生、直原先生をはじめとした指導医の先生方や諸先輩方にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

審査では30°カメラの活用による空間把握や、NAC・Conversion症例への展開といった、今後の指針となる貴重なご助言をいただきました。
今回の評価を糧に、他施設の手技からも貪欲に学び、より安全で精緻なロボット手術を患者様に提供できるよう、一層精進して参ります。