外科治療の向上と優秀な 外科医 を育成する
一般社団法人京都大学外科交流センター
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令和3年度学術表彰 英語論文個人戦受賞コメント:阪本靖介先生

 

【略歴】
1994年 京都大学医学部医学科卒業
1995年 大津市民病院外科研修医
1997年 国立小児病院外科研修医
2002年 京都大学大学院医学研究科博士課程修得
2002年 カナダ・トロントジェネラルホスピタル移植外科医師
2004年 京都大学医学部附属病院移植外科医員
2005年 京都大学医学部附属病院移植外科助手
2006年 京都大学医学部附属病院小児外科助手
2007年 京都府立医科大学付属病院移植・一般外科講師
2009年 国立成育医療研究センター移植外科医員
2012年5月 国立成育医療研究センター臓器移植センター医長
2014年4月~ 熊本大学医学部附属病院小児外科・移植外科准教授
2014年4月~ 国立成育医療研究センター臓器移植センター非常勤

【資格】
日本外科学会(専門医・指導医)
日本移植学会(認定医)
外国医師臨床修練指導医(厚生労働大臣認定)

お名前: 阪本 靖介先生(1994卒)

所属施設: 国立成育医療研究センター

この度は、栄えある賞にお選びいただき、誠にありがとうございます。

私は、京都大学時代、田中紘一先生が率いておられた移植外科学講座に入局して以来、移植医療、特に小児肝移植医療にその魅力を感じ、現在まで続けてくることができました。

その間には田中先生をはじめ、多数の先輩の先生方にご指導を受けました。

 

大学院時代に、とある先生から、「論文は自分がやってきた仕事を世界中の専門の先生から客観的に評価されるいい機会だから、頑張って書きなさい。その時の年齢の数だけ論文数を書くことを目標にしなさい。」というお言葉をいただきました。

それ以降、いただいたお言葉を目標としております。

 

論文を書くことは、症例報告一つにおいても、その疾患について2倍にも3倍にも深く勉強することができると思います。

また、論文作成を通して、もう少し深く勉強しておけばこの患者さんにより良い医療ができたかもしれないと反省する機会ともなります。

 

これからも、初心を忘れずに頑張って論文を書いていきたいと思います。

この栄誉はけっして自分だけの成果ではなく、これまで自分にご指導していただいた先生方のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。

最後になりますが、私はもう50歳を超えておりますので、今後は、このような栄えある賞を若手の先生方の励みとなるように年齢制限を設けて選考していただきますようにお願い申し上げます。