【略歴】 【資格】 |
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お名前: 阪本 靖介先生(1994卒) |
所属施設: 国立成育医療研究センター |
この度は、栄えある賞にお選びいただき、誠にありがとうございます。
私は、京都大学時代、田中紘一先生が率いておられた移植外科学講座に入局して以来、移植医療、特に小児肝移植医療にその魅力を感じ、現在まで続けてくることができました。
その間には田中先生をはじめ、多数の先輩の先生方にご指導を受けました。
大学院時代に、とある先生から、「論文は自分がやってきた仕事を世界中の専門の先生から客観的に評価されるいい機会だから、頑張って書きなさい。その時の年齢の数だけ論文数を書くことを目標にしなさい。」というお言葉をいただきました。
それ以降、いただいたお言葉を目標としております。
論文を書くことは、症例報告一つにおいても、その疾患について2倍にも3倍にも深く勉強することができると思います。
また、論文作成を通して、もう少し深く勉強しておけばこの患者さんにより良い医療ができたかもしれないと反省する機会ともなります。
これからも、初心を忘れずに頑張って論文を書いていきたいと思います。
この栄誉はけっして自分だけの成果ではなく、これまで自分にご指導していただいた先生方のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。
最後になりますが、私はもう50歳を超えておりますので、今後は、このような栄えある賞を若手の先生方の励みとなるように年齢制限を設けて選考していただきますようにお願い申し上げます。